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Saki Aritomo

Vol.38

有友 咲貴

職業: 海士町社会福祉協議会 福祉活動専門員 社会福祉士

年齢: 23歳

Vol.38 有友 咲貴(福祉活動専門員・社会福祉士/23歳)

一年越しでウブコレの撮影ができましたね!この一年どうでしたか?

海士町に行く前は不安もあったけど、それ以上に なんとでもなるさ!と気楽に構えていました。移住してみると、思ったよりお店があって便利だし、ドキドキするような隠岐の絶景が身近にあって最高だし、同い年の地元の人やIターンの人がたくさんいるなど、いいことだらけでした。
移住から1ヶ月後には医療福祉従事者専用のシェアハウス「chedatte チェダッテ」で個性豊かな人たちと生活をしはじめました。生活観の違いにちょっと苦しむこともあるけど(笑) いつも笑わせてくれたり、福祉の事について本気で語り合ったり。わたしが間違っていることに気付かせてくれたり。自分自身を見つめ直す場にもなっているな、と思います。
そして、海士町では近所の方がすごく気にかけてくれるんです。魚や野菜のいただきものをはじめ、自宅の夜ごはんや、80代の方々の飲み会にも招いてくださいます。周りの人にパワーをもらっているおかげで移住して一年経った今も、何事も前向きに挑戦したいなーと思っています!

そもそもなぜ海士町に行こうと思ったんですか?

日々の暮らしも、仕事も、今やりたいこと、今だからできることに飛び込みたいと思ったからです。自然、人とのつながり、島暮らし、ゲストハウス、地域福祉など自分の興味があることをあげていき、知り合いに紹介してもらった場所が海士町です。大学4年生の夏にUbdobeが主催する「AMA detox tour」に参加しました。実際に島の福祉や移住者の話聞き、そして今でも大好きな旅館(なかむら旅館)でのインターンを通して移住を決意しました。

海士町でどんなお仕事をしていますか?

介護職員、ケアマネ、民生委員さんや教育機関などと連携して町内の全地区(14地区)でサロン活動「出前サービスこぞって」を開催しています。また、地域に出かけ困っている方がいないか調査をしたり、ボランティアセンターの運営や、小学生から高校生までの福祉教育を主に担当しています。就学前の子供達から、ご高齢の方、いろんな職種の方と日々関わらせていただいています。

社会福祉士になろう思ったきっかけは何でしょうか?

高校3年生の進路選択の時に社会福祉士の資格を知りました。世代を問わず色んな人と関わり、人のために仕事ができるこの資格を取りたいと思った事がきっかけです。その後、関西の大学に進み、社会福祉士を取得しました。

今の目標や、今後やって見たいことを教えてください!

社会福祉士として、地域に暮らす人のニーズを見極め、サービスとつなげたり、人と人、人と環境をつなげることが求められていますが、この一年は目の前のことに精一杯で手段と目的を履き違えることが多々あったと思います。関わる方々の声を聞き、情報を整理し、必要なサービスにつなげたり時には生み出したり。ワクワクする気持ちと悔しさと、海士町の人たちへの感謝の気持ちをバネに学びながら少しずつ成長していきたいです。今後は、胸を張って名乗れるよう社会福祉士の専門性を高めていきたいと同時に、精神保健福祉士の取得も考えています。

休日はどう過ごしていますか?

海士町はとてもイベントが多いので、よくイベントに参加しています。最近は綱引き大会があり、住んでいる地区のチームで出場しました。
何もない日は隠岐の絶景をぼーっと眺めたり、本土に出かけてリフレッシュをしています。
島にあるテニスコートでテニスをすることもあり、着付けも始めてみたりと都会にいる時よりも趣味がぐっと広がり想像以上に充実した日々を送っています。

【撮影者より】
知り合ってからずっとウブコレ撮影をさせて頂きたかったのですが、予定が合わずだったり、いつの間にか海士町に行ってしまったり(笑)今回念願叶っての撮影ができました。これから彼女自身の夢が叶っていくのを見守ってください!そして海士町にいつか行きたいなと思います。

Photo & Interview by 近藤 浩紀 (Hiroki Kondo)
HP: http://hiroki-kondo.com/