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TOMOYA SASAMOTO

Vol.33

笹本 智哉

職業: 療育支援・ダンサー

年齢: 30歳

Vol.33 笹本 智哉(療育支援・ダンサー/30歳)

現在のお仕事内容を教えてください。

自閉症、発達障害のある未就学の子供たちを対象に療育を行っています。また、サービスを利用する為に必要な書類の管理や事務、自閉症・発達障害について知ってもらう為の取り組みや、療育にたどり着いてない方に向けた情報発信を行っています。

今のお仕事の楽しさと大変さを教えてください。

こどもの成長を保護者とチームとなり一緒に実感できます。出来なかった事が出来るようになった瞬間を見ると毛穴が開きそうになります(笑)何より職場が楽しい!当たり前のコンプライアンスですけど、支援者のメンタルや働きかけがこどもの変化に諸に影響するので、「集中力」と「発想力」を必要とするところが大変です。しかし、それらが養われ研ぎ澄まされます。

ダンサーでもありますが、いつからダンスを始めたのですか?また、どうやってダンスと出会ったか教えてください。

中学校2年生の時に、TRFのSAMさんがやっていた「RAVE 2001」という深夜番組を見たのがきっかけです。活躍するダンスチームを見てからダンスを始めストリートに出ました。精神的成長が止まりました(笑)

相当夢中になったということですね(笑)ところで、SOCIAL WORKEREEERZという「ダンスと音楽で福祉をデザインする」団体の代表でもある智哉さんですが、なぜこの団体を立ち上げようと思ったのか教えてください。

高3の時に初めて障害のある人達の前で踊る事になり、反応が凄くてビビった。ありのままに踊る彼らをもっと知りたいと思い、初めは一人で全国の福祉施設を渡り歩いていました。イベントもやってました。8年くらい。
初めてドキュメントに追われた時に、「一人でやってちゃ意味がない、もっと障害有無関係なく色んな人にダンスを届け皆でハッピーになるんだ!」と思い、趣旨に賛同してくれた仲間と団体を結成しました。
毎年、夏に「チョイワルナイト」というイベントをやっているのですが、4〜500人の参加者が来て下さいます。車いすの人も、知的障害のある人も、老若男女関係なくみんなで楽しめる・ダンスイベントです!ぜひお越しください!!

そもそもなぜ福祉のお仕事に就こうと思ったのでしょうか?

幼馴染みがアスペルガー症候群であったり、祖父が民生委員をやっていたり、祖母が給食サービスをてがけていたり、様々。障害のある人への関心が高まり高3からヘルパーを始めました。

「ダンス」と「福祉」に共通するものはありますか?

身体表現 (ノンバーバルコミュニケーション)と 演出(各個人が力を発揮できるような環境整備)です。

これを見てくださっている方に一言!

「小さくまとまらず、美しくガツガツいこうぜ!」

・特定非営利活動法人ADDS
児童発達支援管理責任者/情報発信事業部
http://www.adds.or.jp/

・SOCIAL WORKEEERZ
創立者 代表
http://social-workeeerz.com/


【撮影者より】
一見怖そうなお兄さんに見えますが、実際はとってもお茶目で明るい方です!智哉さん曰く、ちょっと人見知りらしく、けど声をかけてくれればすぐになつくとのことです(笑)この夏、チョイワルナイトに皆さんも参加されてみてはいかがでしょうか?
Photo by Hiroki Kondo HP:http://www.hirokikondophotography.com/