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『破壊』:天才と変態の連載004

[連載]
天才と変態の連載004

ちょっと前に話題になった
80年前の小説
「君たちはどう生きるか」
100万部達成したそうです。
もちろん僕は小説の方は読んでいないのですが(読んだ先から忘れていく、悲しき生き物D.D)
流行りに乗って漫画を買いました。

内容はあまり覚えていませんが、36歳のおじさんにはあまり刺さらなかったです。
今、最後の数ページを見返しましたが
「自分の中のロックと向き合って生きてるかい?」って話だと思う。
(向き合って生きているが、ロックではないなぁ と思った今日頃ごろ)

最近俺のように活字に弱い人間のために名作文学が漫画化されているようで
こんなシリーズもあった。
http://news.yondemill.jp/mangadedokuha-lineup/

そうだなぁ
読書が苦手なんだが(とにかく忘れる。どこを読み返しても新鮮!)
育った家庭が多少教育熱心だったため
読書はさせられた。
小学生の時に、皆と同じように
スーパーファミコンを両親にねだった際には

「買ってもいいが、自分の身長の高さまで(積み重ねた高さ)本を読みなさい」
と言われた気がする。
結果的には膝くらいで断念したかなー。
でも買ってくれたような・・・・

それくらい熱心に教育されても
本の内容が入ってこなかったため
その年のクリスマスプレゼントに
「サンタさん、頭をよくしてください」
という悲しいメッセージをカードに書いた記憶がある。

信じていたサンタからの返信は
「えっと、そういうのは不可能なんで読書してください。」
3冊くらい頼んでもいない本がプレゼントされて
これまた悲しくなった思い出がある。
懐かしいなぁ・・・

そんな俺でも
多少記憶に残っている名作が3冊ある
正確には2冊なんだけど、1冊盛ってみた。

・銀河鉄道の夜
 「銀河鉄道の夜 僕はもう空の向こうに飛び立ってしまいたい
  あなたを想いながら」

・かもめのジョナサン
 「一発目の弾丸が眼球に命中 頭蓋骨を飛び越え僕の胸に
  二発目は鼓膜を突き破り やはり僕の胸に」

・星の王子様
 「それはね、ものごとはハートで見なくちゃいけない、っていうことなんだ。
  大切なことは、目に見えないからね」

この3冊はもう、ロックンロールそのものだ
銀河鉄道の夜の内容は思い出せないけど、ロックンロールだったと思うよ、カンパネラ。

そしてなんと、この3大ロック名作文学の1つ
「星の王子様」が漫画化されたのです!

でも、みんな漫画化されたの知らないでしょ?
「君たちはどう生きるか」の漫画が100万部売れている中
「星の王子様」は漫画化されていることすら知られていない・・・

納得できない!

俺はこないだ島を出て街に繰り出した際
3店舗で問い合わせたが、どこも取り扱いなし!
タイトルで言えば「星の王子様」方が「君たちはどう生きるか」よりも上だろ!

やはり・・・
漫☆画太郎先生のリメイク具合が激しすぎて
誰も買わない(買えない)のかなぁ・・・

ここ最近は大人になったし(36歳)
久しく画太郎先生の作品から離れていたのだが
たまたまネットで見つけた作品の帯を見て爆笑

「大切なことは、ぜんぶ 画太郎が教えてくれる。」

んなわけねーだろ!!

と心の中で全力で突っ込んでしまった。
しかし、これまた数秒後に

「あれ?でも画太郎先生から教わったことって結構大きいかも」
と我に返った自分がいた。

いつだったろうか?
就職したばかりでとても悩んでいた時期だったかな。

認知症っていうものを受け入れられない/理解できない部分があって。
「この人は一体何を言っているんだろう」
「なぜウンコをこねているんだろう」
「一体なぜ?なぜ?なぜ?なぜ??」
何故ばかりで苦しかったと思う。

そんな時に
たまたま手に取った先生の名作「地獄甲子園」
自分の中の価値観が
大きくぶっ壊れた。
「もう、どうでもいいや」
みたいな(笑)

人生を変えられた衝撃のページ

この見開きが目に入った瞬間に
爆笑して。
良い意味でどうでもよくなった。
「あー、俺縛られてたんだなぁ」って本気で思った。

むちゃくちゃでしかない。
全部無茶苦茶。
タイトルからおかしい
爽やか&青春の代名詞「甲子園」と真逆の「地獄」を組み合わせるセンス。
野球漫画(一応)なのに

・武器を持っている輩
・輩のいでたち
・ボスのサイズ
・ボスの手の中にいる不良のにゃんにゃん感
・バタバタ死んでいく仲間たち
・確か主人公も死ぬ
・最後に主人公が生き返って中途半端なまま終わる(記憶が確かなら)

これを読んだ時に
自分の中に「こうあるべき」っていうモノが確かにあったんだが
それに縛られて苦しんでたんじゃないかなって思う。
今でもそれはあるんだけど、
地獄甲子園前と今とでは、全然違う感覚だ。

相手に自分の「こうあるべき」「常識」を当てはめてた。
でも、そうじゃない。
色々あるんだ。
自分が中心じゃない。

世界は自分が思った以上に無茶苦茶で
でもその無茶苦茶は自分以外の誰かにとって「普通」の事なんだって

ウンコだって手でこねる
俺には見えないモノと喋ってる事もあるし
3日間喋りっぱなした後、3日間寝続ける事だったある。
各々の世界。

そんな事に気づかせてくれた
大切な事は全部 画太郎が教えてくれたんだなぁ

※ 物語はフィクションです。用法・用量を守って正しくお読みください。
 読み込みすぎると、一般的な価値観、常識から逸脱する可能性があります。

Text by : Dyson Daigo

特別養護老人ホーム職員 & LOVE AMAプロジェクトリーダー
真面目と不真面目のギャップが病的な36歳
http://www.love-ama.com

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