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[連載] 天才と変態の連載019

昔々、京葉線の終着駅で一人暮らしをしている
尖ったフリをした男がいました
見るもの全て
何もかも気に入らず
ケチばかりつけていました

それを見かねた
全身ドット柄の神様が
一匹のカエルを
男の恋人にしました

男は神様の仕業とも知らず
自分の魅力にカエルが惹かれたと思い
傲慢な態度を通しました

恋人のカエルに向かい
「俺は日本人だ、クリスマスは祝わない」
「パンクにバレンタインもホワイトデーもハロウィンも関係ない。商業臭くてかなわねぇ」
そう言って相手の気持ちを聞く事はありませんでした。

カエルは忍耐強く
多様な価値観をもち、相手の意見も聞けるような人間になれるよう男を支えてきましたが
お付き合いした1029日後に
愛想を尽かし男の元を去りました、、、
「さようなら孤高のオナニスト 貴方は自分の世界の中だけで生きればいいわ」

男は失って初めて
カエルが自分の全てだった事に気づき
全身ドット柄の神様に
「もう一度カエルとやり直させて下さい」
と祈ってみたが
全身ドット柄の神様の存在を1度も信じた事がない男の願いが叶うわけもなく
カエルは男の親友と結婚し
幸せな家庭を築きましたとさ

親友の男は
クリスマスサイコー
バレンタインサイコー
ホワイトデーサイコー
ハロウィンサイコー
ディズニーサイコー
と全てを楽しめる男でした

全身ドット柄の神様
僕もいつかそんな自由な心の持ち主になりたいです、、、。
と願ったかどうかは忘れましたが
歳をとり
凝り固まっ脳が
ふんわり柔らかくなった気がします。
イベントの起源なんて
どうでもよくって
とにかくイベントに乗っかって楽しんだらいいんじゃないかな?
ハロウィンの起源は収穫祭?何?具体的な日にちとかってあるの?
知らんけど、それをネタに集まって
そこに幸せな時間が流れたら、それで良いのかなと思わせてくれた高校生の笑顔でした。
人生楽しんだもの勝ち。

(難しく考えず、楽しく生きよう)

(若さ!サツマイモチップスを無限に作る)

(各々好きな具材を入れたタコパチョコレートキムチが意外と好評)

(初めましてのお客さんも。ハロウィンって楽しい❤️)

今日の押し付けの一曲
「トランジスタラジオ」 RCサクセクションズ
高校生と一緒に楽しめるなんて!
名曲は色褪せない

Text by : Dyson Daigo

特別養護老人ホーム職員 & LOVE AMAプロジェクトリーダー
真面目と不真面目のギャップが病的な36歳
http://www.love-ama.com

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