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素材とニーズの仲介役、MOMOが提案する【医療福祉職版、もっと自由な暮らし方】

 

 

 

あなたは、なぜそこで

暮らしていますか?

自分の生まれた場所だから?

職場がある場所だから?

それとも、もっと他の理由?

 

 

 

本日は、医療福祉を軸にした地方創生に携わっている
NPO法人Ubdobeローカル事業部 中村百花(a.k.a MOMO)を掘り下げながら、
医療福祉従事者の「働く場所」と「暮らし」について考えます。
 
 

国際協力を学んでいた彼女が辿り着いたのは、
「半径数十メートル」で生きる人々の課題解決


ウブマグ
今日のテーマは「医療福祉職版、もっと自由な暮らし方」ということで、前半はMOMOさんが医療福祉×ローカルの事業に関わる経緯について伺い、後半で活動を含めて詳しく伺えれば思っています!よろしくお願いします!
MOMO
よろしくお願いします!
ウブマグ
早速ですが、MOMOさん。今でこそ医療福祉と関わっているけど、元々は国際協力の分野を学んでいたんですよね?
MOMO
はい。物心ついた時から「自分は困ってる人を助けねばならない」という謎の使命感を感じていました。
ウブマグ
真面目!!!
MOMO
小学校の時から、動物たちが絶滅の危機に瀕していると聞けば家中のゴミ箱を分別し、道にタバコの吸い殻が捨ててあると聞けば友達と一緒にゴミを拾いながら登校し、世界にこまっている子どもたちがいると聞けば、お年玉をユニセフに募金し・・・っていう、そういう子どもだったんです。
ウブマグ
宮沢賢治みたいな生活ですね。
MOMO
(笑)
だから、中学生くらいの時から国際協力っていう分野に興味があって、高校も大学もそういう方面に進みました。

ウブマグ
そんなMOMOさんが、医療福祉と出会ったのはどういうきっかけだったんですか?
MOMO
そもそものきっかけは自分が大学1年生のときですね。Ovallっていうバンドが好きなんですけど、そのバンドが出てるイベントのボランティアスタッフの募集を発見したんです。それで足を踏み入れてみたのが、今働いてるNPO法人Ubdobeのイベントで。
ウブマグ
じゃあ、福祉に興味があったわけではなく、バンドに興味があったと!
MOMO
はい。でも、そこから、様々な活動の手伝いをするようになったり、障がいを持つ人や高齢者の方とも関わる機会を持つことで、自分の中でやりたいことが徐々に変わっていきました。
ウブマグ
確か、同じ頃にガイドヘルパーのアルバイトも始めたんですよね?
MOMO
はい。その期間に出会った、障がいや病気の当事者の人たちと一緒にいるうちに、自分とは違う人生を歩んだり、全然違った感覚を持った個性的な友達が増えていくことの楽しさに惹きこまれ、福祉という分野の存在が私の中で大きくなっていきました。
ウブマグ
国際協力の分野から、福祉の分野へ?
MOMO
それまでは遠くの国のことばかりを考えていましたけど、実は半径数十メートル圏内にいる人たちの中にも、障がいなどの理由でなかなか外に出れない、社会に出ることができないなどの社会課題を持っている人がたくさんいる。自分のすぐ近くの目に見える人たちの課題を発見したのをきっかけに、私がまずやるべきことはそこだと思ったんです。
 
 

「良い素材」と「ニーズ」を繋げる仲介役でありたい


ウブマグ
でも、大学を卒業後は大手人材業界に就職したと聞いています。福祉の道を選ばなかったのはなぜですか?
MOMO
もちろん一度は考えて、就職説明会に行ったりしたんですが、説明会で見た福祉業界の方々の「発信の仕方」に課題感を感じて。福祉って、発掘して磨いていくとすごく面白い情報ばかりなのに、「発信の仕方」が上手くいかないばかりに、社会になかなかその魅力が届けられずにいるっていう現状を目の当たりにしたんです。そこで、まずは現場ではなく、外から福祉の課題を解決したいと思いました。
ウブマグ
でも、なぜ人材業界?あまりに福祉と遠くないですか?
MOMO
人材業界ってお互いのニーズに合わせて情報を伝えて人と人をマッチングさせる仕事だから、私の福祉に感じていた課題感を解決する術を学ぶ場所としてはピッタリだと思ったんです。さらにいつかは私も、一般的な日本の社会の中でなかなか外に出てこれない人を発掘して、社会と繋げる術を模索したり、提供したりということがしたかったので。そういう意味でも自分のつけたい力がつけられるなと思いました。
ウブマグ
な、なるほど・・・!
MOMO
ただ、私は具体的ににこれがやりたいって強い意志があるわけでもなければ何かを表現する表現者でもないんです。でも、何かいいものを見つけた時、そしていいものが見つからなくて困っている人がいる時にそこを仲介することはできる。だから、3年間人材業界で働いて、満を辞して福祉に関わる仕事ができるようになった今も、ローカル事業を通して、自分のできることを任せてもらっているなと実感しています。
ウブマグ
今は主に、人材が欲しい地方の魅力を発信しながら、地方で仕事をしたい医療福祉職の方を発掘して繋げる、というお仕事をされているんですもんね。
MOMO
はい。自分のやりたい仕事は、そうやって魅力的な素材とニーズの仲介をし続ける仕事なんだなって、今は明確にそう思っています。
 
 

「地方で暮らす」ことの魅力は、人?自然?それとも?


ウブマグ
ローカル事業で地方の魅力を日々発信しているMOMOさんは、自身もいつか移住したい!と言ってますよね?MOMOさんが感じている、地方の魅力って何でしょうか?
MOMO
私が初めてローカル事業で足を踏み入れたのは徳島県の三好市というところなんですが、自然が豊かだけど、主張しすぎてないところがすごく気に入って。観光地とは違う、空気だけで自分がストンと落ち着ける場所として、地方の魅力を感じたんです。
ウブマグ
空気が肌に合った感じですか?
MOMO
はい。地元でも何でもないのに、何か自分のルーツを感じるような、不思議な感覚でした。
MOMO
その地域の施設に通っている子たちと一緒に施設の周りをちょっと散歩したら、魚が泳いでるすごく綺麗な川があって。もうちょっと歩いた先で、たけのこを発見して。そのたけのこを一緒に拾って帰って。・・・そんな風に普通に生活してるだけで楽しかったんですよね。
ウブマグ
地方の魅力は「暮らしそのもの」なんですね。
MOMO
はい。都会にいると、年を取った後にお金を払ってでも趣味を探すけど、私が行った地方に住んでいる方々は「俺はここに住んでいるだけで趣味じゃ!!」って言うんです。
ウブマグ
(笑)
いいなー!暮らしが趣味!
MOMO
さらに、これはどこの地方でも共通することなんですけど。それぞれのコミュニティの中で、この人はお庭が作れます。この人は踊りが踊れます。この人はピザが焼けます!って言う具合で、一人ひとりにタグ付けがあるんです。地域で年齢とか職場を超えて、それぞれがお互いを活かしあって暮らしている、その「生きている感」がすごくいいなと。地方で暮らすことの憧れを感じました。
 
 

医療福祉職と地方移住、その相性は?

▲ローカル事業部の草分け的存在。島根県海士町には、すでに多くの移住者が。

ウブマグ
他の地域から地方のコミュニティの一員になることって、結構不安じゃないですか。自分がちゃんとそのタグ付けの仲間入りができるのだろうかと。でも、医療福祉職の人材を持っている人は、確実にそこにいる人たちの役に立つし、むしろみんな、そういう方が来てくれるのを待っている。だから、そこはMOMOさんも、自信を持って仲介できる部分ですよね。
MOMO
そうですね。あとさらに言うと、よそ者っていうだけで価値があるって言う考え方もあって。
ウブマグ
え!!!
MOMO
例えば、私は街生まれの街育ちだから、地方で出会う皆さんには「近くにコンビニがあるっていいね!」って言われることが多いんですけど、そんなこと、当たり前すぎて、言われて初めて気付くんです。
ウブマグ
なるほど。
MOMO
同じように、地方に行った時に「そこら中で森の匂いがして素敵だね。」って伝えると、びっくりされるんですよね(笑)そんなの当たり前じゃん!!!って。でも、そんな風に「よその人」が来て思ったことを言うだけで「中の人」も初めて魅力に気づいてくれる。「よそ者」って、各地方にとっては、とっても有難い存在なんですよ。
ウブマグ
でも、やっぱり医療福祉従事者って、なんとなく「同じ場所で決まった働き方」をしている方が多いじゃないですか。あれってなんででしょうね?
MOMO
まだまだ「長く働くべきだ」「同じところで働くべきだ」っていう固定概念が強いですよね。でも、そういった「働くとはこういうものだ」という固定概念に傷つく人がたくさんいるのも事実です。
ウブマグ
NOMADスタイルやフレックスなどの自由な働き方がどんどん定着しているこの時代に、医療福祉職だけがいつまでも同じ価値観に留まってしまっているのは、勿体無いですよね。
MOMO
実は、地方に行けば、一ヶ月だけでいいから働いてもらえたら有難いっていう施設もあるし、実際試しに地方に行ってみたら思ってた以上に面白かったっていう人もたくさんいるんです。だから、移住までいかないとしても、「お試し」でもいいから、もっとたくさんの人がフットワークを軽くして、いろんな場所に足を運んでみていいと思うんです。
ウブマグ
確かに。せっかく資格やどこでも活かせる経験があるんだから、もっと攻めた人生送ってもいいですよね!
MOMO
本当は働き方や暮らし方って、もっといろんな可能性があっていいと思うんです。私は、ローカルの事業を通して、「仕事」とか「暮らし」っていうのをもっと自由にしていけたらなって思っています。
 
 

近日東京で体験できるローカルイベントの舞台は、
なんと、沖縄!!!


MOMO
現在、ローカル事業として沖縄の三つの離島とプロジェクトを進めているのですが、それに伴って、3月に東京でイベントをするんです!現地の方々がこのイベントのために東京にきて、皆さんをおもてなしします!
ウブマグ
東京にいながらにして、沖縄の島を感じられるということですか?
MOMO
はい!それぞれ、同じ沖縄の離島でも国が違うんじゃないかってレベルで個性があるんです。「ENGAWA Island」は、そんな三つの離島のことが一日で体験できる、超お得なイベントです。
ウブマグ
エンガワ・・・?なんで、縁側なんですか?
MOMO
沖縄のある離島では、縁側にお茶とお菓子が置かれていて、「通りがかった人が自由に食べてOK」っていうおもてなしの風習があって。日常的に、自然と人々が縁側に集まっていくんです。それが沖縄の離島ならではの、あたたかなコミュニティの象徴だなと思って。このイベントでもそんなあたたかな縁側の雰囲気を東京の人にも体験してもらいたい!と思い、命名しました。
ウブマグ
現地の方々と、東京で直接話せるというのは、なかなかない機会ですね!
MOMO
はい。島の方々と、とにかく飲んで、歌って、遊んで。移住希望とか関係なく、どなたでも楽しんでいただけるイベントになるので、少しでも興味のある方は、街バルみたいな気持ちで気軽に来てもらえたら嬉しいです!
MOMO
詳しい内容としては、各島の方々が、自分たちの島のおばあ自慢をしたり、島の隠れスポットを紹介してくれたり。あとはオリジナルのちんすこうを振舞ってくれる、珍ちんすこう選手権という企画もご用意しています。
ウブマグ
ち、ちんちんすこうせんしゅけん?!?!
MOMO
珍・ちんすこう選手権です!!!平仮名にしないで!
ウブマグ
声に出して読みたい日本語・・・。
MOMO
さらに、参加者の方から抽選で、沖縄の離島での、2泊3日のワーホリチケットが当たるんです!これがGETできると、交通費や宿泊費がとってもお得になるんですよ!
ウブマグ
・・・珍ちんすこう・・・。
MOMO
さらに二次会会場の「沖縄タウン」は、東京にいながらにして沖縄の雰囲気が味わえる、沖縄をテーマにした商店街で、
 
・・・って、聞いてますか?!
ウブマグ
・・・ちん・・・
MOMO
・・・。
MOMO
・・・みなさま、ENGAWA Islandは、3月9日(土)代田橋で開催です!イベントで、お待ちしてまーす!!!
 
  
 
 
 
今や日本中で求められている「医療福祉職」。

これまでの時代の働き方に固執せず、
もっと自由に、自分の居場所や暮らしを選択していける。

そんな時代は、もうとっくに
私たちを迎えてくれているのかもしれません。
 
  
 
 
 
そんな「自由な暮らし方」を考えるヒントになること間違いなし!
インタビュー内でもお知らせしたイベントの詳細はこちら! 

▼ENGAWA Island


■開催日時
‪2019年3月9日(土)17:00-22:00(受付開始16:30)
■場所
第一部 (17:00~18:30)
「代田橋 CHUBBY」
京王線 代田橋駅から徒歩2分
※第二部 (18:30~22:00) では、
代田橋に突如現れる、沖縄がテーマの商店街「沖縄タウン」各店に会場を移動します
■参加条件
沖縄の離島での生活・移住に興味がある方
医療福祉系のお仕事をされている方・興味がある方
医療福祉を学んでいる学生
(元々働いていたor勉強していたけど今は離れている…という方でもOK!)
■参加費
当日受付にてお支払いをお願いします(現金のみ)
【一般チケット】 3500円/1名
【どぅしチケット】 3000円/1名
■参加予約
googleフォームよりお申し込みください
https://goo.gl/forms/360sRgEQGAOla1Hj1
■詳しくはこちら!
https://www.facebook.com/events/770097760013859/
■お問い合わせ
info@ubdobe.jp NPO法人Ubdobe (担当:中村)

移住を考えている方はもちろん、
ちょっと旅行気分を感じたい!という方にもピッタリです!
ぜひぜひお気軽にお越しくださいね!!!

MOMOさん、ありがとうございました!!!

 
 
 
 
 
 
本日のウブマグ記者/しょこ

 
 
 ・・・ちん・・・。