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芳一越え:天才と変態の連載024

[連載]天才と変態の連載024

先日誕生日を迎え37歳になりました。

37歳?

嘘だろ!?と自分でも思う。
子供の頃に見ていた37歳はずっと大人だったし、現在周りにいる37歳もソコソコ落ち着いて
所謂“普通”の大人が多くなった。

ふーん

最近気づいた事があって。
ここ1年くらいで
鏡を見た時に白髪が目立つようになったのです
一本抜くと、その界隈にまとめて数本生えていたり。
その時、こう思ったよ

「俺も老けるんだ!とどのつまり死ぬんだ!
          ってことは後何年生きられる?」

知ってたよ。
さすがに知ってたよ、人間が死ぬことくらい。
知識としては知ってた。生き死にの現場で働いているしね。
でも知っているのと、理解できるのは別だ。
白髪が生えて、老いを感じ、自分にも死がやってくることが理解できた。

70歳まで生かしてもらえるとして、あと33年
60歳だったら23年

意外と時間ないね。

「老い」を今まで感じなかった理由としては
周りの人に常に「若い(イっちゃってる)」と言われ続けてきたから。
今でも風邪気味でマスクをしていれば(髭が隠れるため)高校生に間違えられたり
初めて会う人には「え?若く見えますね!」と言われ続けた結果ですね

自分は荒木先生と同じ波紋使いなんじゃないかなと勘違いをするようになりました。
メメタァですね。えぇ


(結局こういう事)

でも違った。
波紋は使えず、普通に歳を取り、そのうち死ぬ。
それがハッキリとわかったLevel37でした。

こりゃー ノロノロやってる場合じゃないね。
常に最高の人生をと思い、将来設計などを一切せず
その時その時の最高の選択をして今に至り 後悔など微塵もないが
一回立ち止まって、逆算してみようかな。

人生の逆算ってのはロックじゃないなと思うんだけど
大切だよね。たぶん。
今まで何人もの大人がそのように助言してくれたか。
逆算して何となく死ぬまでのイメージを描きつつ
その時その時最高の選択をしていけばいいか。

残ってる時間が仮に20年くらいだったら
楽しい事以外をしている時間なんてないよね。

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そんな真面目なことを考えながらスマホの写真に目をやると先日友人の誕生会の写真が出てきました。

いい歳して何やってるんだよ俺!
恥ずかしくないのか!?
顔を緑の顔料塗って、
スパンコールのジャージ着てバカ丸出しじゃないか!

しっかりしろよ!!

( タール兄さんの誕生会にて。D.D1,5 )

俺は情けないよ。37歳でこんなことやってるなんて夢にも思わなかった。
親に大学まで出してもらって、離島で福祉の仕事に携わせてもらって。
周りの人のおかげで今がある。
なのにこの体たらく
もっとしっかり生きていかないと・・・・・

そして先日、自分の誕生日会。
反省をしっかりと活かしましたよ

全身全霊 D.D2,0

(常に全力D.D2.0)

これを家の中にあるものだけかき集め15分で仕上げた時には震えたよね。
センスの塊。
会はもう始まってるのに
「耳が!まだ耳が塗れてない!」
と騒ぎながら完成させました。

いつ死ぬかわからない。
そんなに時間は残されてないよ。
全力で生きよう。

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今日の名言

「そんな事ないぜ やればいい」
ヒロトが好き。たまに見たくなるんだよね。

※ 物語はフィクションです。用法・用量を守って正しくお読みください。
読み込みすぎると、一般的な価値観、常識から逸脱する可能性があります。

Text by : Dyson Daigo

特別養護老人ホーム職員 & LOVE AMAプロジェクトリーダー

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