- 2019.04.05 -

奥様に送るラブレター：天才と変態の連載025

[連載]天才と変態の連載025

人生は出会いで決まるなんて言いますね。
僕は理恵さんに出会う前、今考えるとなかなか差別的な人間だったと思います。
「女（女性）は料理できてあたりまえ。家事は全部やってもらいたい！」
そんな男でした。

（現状これ）

2012.12.9
Ubdobe法人２周年パーティーに遊びに行った際
ベロンペロンに酔っ払って理恵さんに絡むダイゴ
そして「２次会２人でいこうよ〜」とうまいこと連れ出したダイゴ
その２次会のたった２時間で人生が変わった。（２が多いな）

酔っ払いすぎてタガが外れたんでしょう。
恐らく、その２時間まるまる全力の猥談だった気がします。
上品な猥談から、ど底辺の猥談までバラエティーに富んでいたのではないか。
１つ１つのエピソードについて
「それ、わかるー！！！」
と楽しく相づちしてくれた理恵さん。
とりあえず共感の「わかるー」ではなく心の底からの同感の「わかるー」だったので
「この子は・・・間違いない！狂っている！」と確信しました。

ただのクレイジーなんかじゃない
NICEクレイジー
そんじょそこらのクレイジーとは訳が違う。
ただの猥談が弾む女の子だったら、そこまで興味を持たなかったかもしれない
フェイスブックでの彼女の投稿する内容と
時たま俺がアップしたことに対する彼女のコメントが秀逸でね。
これは・・・
この子は「人間だ！」って思った。

そんな「人間」である理恵さんが
俺の１２０%の猥談までいけちゃうの！？
NICEクレイジー理恵

その瞬間、ダイゴが生まれ変わったんすよね
「家事？料理！？君はできなくていい！
そんなつまんないこと、どうでもいいじゃねーか。
俺がやる！もしくは２人でやろう！！」

そう決意して、その場でプロポーズしました。
もちろん断られましたけど笑

そんな風に自分の価値観をまるっきり変えてくれたの理恵さんです。
その日決めたんすよね
理恵さんと結婚しようって
すぐに当時付き合っていた彼女と別れまして（彼女いたんかい）
次の作戦を考える

デートを誘うきっかけがない
理恵さんは僕に全く興味がないんだから（笑）
でも、そんなこと関係ないよ
興味を持って貰えばいい
何かあるはずだ

酔っ払った当時の脳内の記憶を辿る
「確か・・・体が締まってる男が好きだって言ってた！」
それから
朝/昼/夕プロテイン
オヤツささみ
車内でもラップに包んだ茹でたささみ
狂気の沙汰ニックカーニバルである。
通っていたジムを本気で通い出し
20日間で腹筋を割り、体脂肪率一桁台にした。

正月
「腹筋割ったよー。約束通りデートしようよ」と
1月半ばに新宿でデートしたっけね。
信じられないような奇想天外なプレゼントを居酒屋で渡して。

(エヴァンゲリオンが好きと聞いたことがある)

（見たことがないのでチロルチョコでオリジナルの物語を紡いでみた）

「セックスするのも良いと思うんだけど
そんなんじゃなく俺人間的に理恵さんの事が好きだから付き合いたいんだよね」
なんとも異ノーマルな告白をした。
「うーん。君のこと知らないし、わかんねーな。保留ね」
ホテルから出て見た新宿の街は一面雪で覆われていた。
綺麗だったなぁ

保留ってことは可能性が０じゃないんだよね。
人生は短い。
人生で心の底から結婚（生涯を添い遂げたい）したいと思える人に出会える可能性って
結構薄いと思うんだよね
俺は理恵さんと結婚すると決めたから
どうやってそこにたどり着くか、それだけ。
メール、電話、手紙、好きな音楽を詰めまくったCDのプレゼント
毎日だよ。
もう、怖いよ笑

1月終盤、再度デートにこぎつけ
僕の汚い６畳のアパートに来てくれた
「わかったわかった。付き合おうか」

押しのみ！！！

俺はほとんどの事に興味を持てない体質なんだよね。
そんな中、本気で欲しいと思ったら手に入れなきゃダメなんです。
人生は一瞬。

「１年間お試しで付き合ってみないと結婚できない」と理恵さんは言った。
付き合って数日後両親に紹介した。
大好きな仲間たちに紹介した。そして、その夜みんなで飲んだ。
カラオケでみんなに祝福され、理恵さんの前で身ぐるみ剥がされ全裸になり
みんなで踊り狂ったな。
理恵さんは驚くことなく、笑ってた。
そして俺の親友のワイシャツを引きちぎってたな。
サイコーか。

１年後満を持してプロポーズ
北海道のホテルでプロポーズしようと決めた
ホテルのボーイさんと打ち合わせ
「今日プロポーズするんですよ。僕が電話したら10分後にケーキ持ってきてください」
ドキドキしたなー。
本当にドキドキした。
覚悟を決めてバッグからTiffanyのネックレスを出して
「僕と結婚してください」と手渡した。
時が止まったように感じたよ。

そして
まさかの
「いや、ちょっと保留で」

保留キターー!!!!!!!

「え？友達も結構プロポーズ保留とかしてるし」

おおおおぉぉぉ・・・・・・

「すいません〜〜。ご結婚おめでとうございます〜〜！！」
ボーイさん、ごめね。
僕も保留にされるとは思ってなかったんだ。

それ以降の北海道旅行の記憶はない。
ただ、別れ際に一冊の本を渡したんだ。
帰宅後それを読んだ理恵さんは電話をかけてきて
「オッケー。結婚しよう。」と。
それがどれだけイっちゃってる本だったかは
また機会がありましたら。

それから遊んだなぁ
お互い自由だったなぁ
サイコーの日々でした

理恵さん
君はイカれている
でも、まともな人間なんてこの世にいないよ、きっと
正直で、人間味が溢れている素敵な人間でした
理恵さんと一緒になったおかげで
１人では見れない景色をたくさん見せてもらいました
２人とも自由だったし、これからも自由です
いつだって最高
ありがとう理恵さん
今の僕があるのは、君のおかげです
７年間素敵な日々をありがとう。