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『俺は寝たきりになるけれど…』連載001

[連載] 俺は寝たきりになるけれど…001

なんでこんなことになってしまったのか?文章が苦手で本もほとんど読んでこなかった俺が文章を書くなんて。

しかも前から好きで、勝手にあんなことしたいなーって追っかけてたウブドベのウブマグに自分が参加するなんて。

あこがれていたところと地方の田舎モンが繋がれるなんて、いい時代になったもんです。でも俺はウブベドの人と会ったこともしゃべったこともありません。

なのになぜこんなことに?

それは俺の分身がウブドベの中浜さんの話を聞きに行って、たまたま服がドン被りしてそこから分身が何を話したのかは知らないが、ち〇こを鷲掴みしていることだけは確か。そして知らないうちにユークさんに情報が行ってあれよあれよとこんなことに。


分身?

少しわかりづらくなってしまったけれど俺には双子の分身がいます。俺の代わりにあちこち行って俺の人脈を広げるのが趣味のようです。


(左が俺)


(右が俺)


(左が俺)

うん、我ながら似てるなー!!!

分身が大きなコネクションをもってきてくれましたわ。

双子の兄貴に恥ずかしいから普段あまり言わないけどお礼を言っておこう

『マジでありがとね!』

この場を使わせもらいすみません。
素直じゃないのでこういうチャンスがないとお礼も言えないようなしょうもない男です。

他人にはうざいぐらいありがとうって言えるんだけどなー。

それではまずは自己紹介。

俺の名前は落水洋介、35歳、修羅の国と言われ、成人式や、銃犯罪やスペースワールドで話題になったけど、実は住みたい田舎ランキングは1位の北九州出身で在住です。

美人妻とかわいい2人の娘がいる無職のクソヤローです。4年ぐらい前からPLS(原発性側索硬化症)という病気になり、妻や子供とは別居して自分の実家で生活している。

ちなみに別居は離婚の危機とかではなく、自分の意志でそうしたいと決めました(笑)と言いうことにしておきましょう。

PLSって病気は、数年前にアイスバケツチャレンジで有名になったALSととても似ている病気。

どんどん足が動かなくなってどんどん手が動かなくなってしゃべることも出来なくなり、数年後には寝たきりの状態になってしまう。

そんな病気に俺はかかってしまいました。

その確率はなんと100万人に1人!まじ奇跡!俺すげー持ってんなって今は思えます。

だから病気の名前のPLSもP(ピース)L(ラブ)S(スマイル)なんて言って自分の生きるテーマにして楽しんでます。

こんなことを今は言ってますが、少し前までは寝たきりになる未来に対して絶望しかありませんでした。

自分の未来、家族の未来、仕事のこと、お金のこと、介護のこと、全てにおいて絶望しかありませんでした。

毎日死にたい死にたい、人に迷惑をかけながら生きていくなら死んだほうがましだ、生きるしかばねになんかなりたくない。でも家族の未来を考えたらどうにかしてお金を残さないといけない。でも寝たきりになる俺にはそれすらできない。

どおしたらいいんだどうしたらいいんだと悶々と考え、答えなんか出るわけでもない迷路に迷い込み自分を自分で傷つける毎日でした。

いままで一生懸命生きてきたつもりの俺がなんでって、悔やんでも悔やみきれませんでした。

今思い返せば、小学校からサッカーをはじめなかなか筋が良く日本代表とかには当たり前に入れると小さい頃は思い込んでいました。

監督が有名な強豪チームでしたが、5年生の時に先生が転勤になり突如勝てないチームに。それでも北九州市の選抜には選ばれ、現在川崎フロンターレで活躍する大久保嘉人と同じチームでもプレーしていました。

中学も強豪でしたが、1年の時は球拾い。2年生になってやっとと思ったら監督が転勤になり、突然サッカー経験なしの先生が監督に。練習試合も激減しました。

3年生になったらなぜか原因不明の病気にかかり、サッカーができない期間が続きました。それでも高校はサッカー推薦で何とか入り、県大会ではあの有名な東福岡にまぐれで勝ち、準決勝では俺がPKを外して負けるといいう。

そこからは大学に何の目的もなく進みバイトに明け暮れ、飲み明かし好きな服を買い、気づいたら就職。やりたいことも何もなくとりあえず就職したらチョーパワハラな会社だったけど辞めるの怖くて必死で頑張り。あこがれの先輩の立ち上げる会社にくっついていったら先輩が病気になり、給料も出なくなり、ほかにもいろいろあったけど力不足で退社。

夢を追って家庭に迷惑かけまくったので、安定したインフラ系の会社に入るも入社して少し経つと身体に異変を感じだした。

自分では途中まで順風満々かと思ってたけど、冷静に考えるとついてねーな俺!!なんか笑えてきたけどこれが俺の人生。最高の人生。俺だけにしか作れない人生、オンリーワンの人生、楽しまないと損、病気になってまで我慢はしない。

そんな俺はかっこいい乗り物のWHILL(ウィル)に乗って自由に生きている。洋服は何とか自分でまだ着れる。トイレもたまにやらかすけど、何とか自分でできる。お風呂には入れないけどシャワーは自分を何とか浴びれる。ただ超絶時間がかかるしめんどくさいから毎日は入れず、臭い体に香水をまき散らし外出する。まだできることはたくさんある。毎日酒を飲み、たまにはタバコも吸う。女もと言いたいところだけど、社会にフルボッコにされるからそんな勇気はない。ただ、出来ることを、やりたいことを出来るうちにやるだけ。

生きたいように生きる。

俺は寝たきりになるけれど、寝たきりの未来だって明るくすることはできる。

見とけよみんな!超ハッピーな寝たきりライフを手に入れるからな!

結局こいつ何者なんや?って感じですよね。

何者でもないただの無職ですが、そんな俺のあれやこれをゆっくりゆっくりテキトーに綴っていこうと思います。

Text by : 落水洋介

無職の車イスライダー。
寝たきりでもできる仕事を作るために冒険中。

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