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【CRFイベントレポ】最終回 ゲスト5人全員でのクロストーク

── 2019年2月15日、表参道ヒルズ。

全国各地から「地域共生社会」につながる個性的なパイオニアたちが集まり
大好評を博したCommunity Roots Forum 〜地域共生社会実現フォーラム〜。

なんと今回、そのトークの内容を6日間で一挙大公開します!

地域の中で、支え手、受け手、世代、分野といった垣根を越えて、
あらゆる立場の人々が自然と集い、住みよい場所となる「地域共生社会」。
その「自然に集う」ための、 きっかけを創る仕掛けとは?

最終回は、「Community Roots Selection」と題し、
ゲスト5人全員参加のトークセッションです!!

ファシリテーター
小野裕之 Ono Hiroyuki

1984年岡山県生まれ。中央大学総合政策学部を卒業後、ベンチャー企業に就職。
その後、ソーシャルデザインをテーマにしたウェブマガジン「greenz.jp」(https://greenz.jp)を運営する『NPO法人グリーンズ』の経営を6年間務め、2018年、同法人のソーシャルデザインやまちづくりに関わる事業開発・再生のプロデュース機能を『O&G合同会社』として分社化、代表に就任。ジュエリーブランド『SIRI SIRI』(http://sirisiri.jp)共同代表。『おむすびスタンド ANDON』(https://andon.shop)共同代表。

Community Roots Selection

小野
ここまでのお話を聞いて、感想をうかがってみたいですね。発表の前に熱い挨拶をされていた、労施協の武藤さん。いかがですか?

武藤
今日は、驚きの連続です。みなさん個性的な方ばかりなので、最初の印象は大丈夫? とすこし心配もあったのですが、話を聞いて安心しました。みなさん共通しているシーンがありますよね。そして、学ぶところがたくさんありました。

小野
たしかにジャジャ馬系の方々ですもんね(笑)。「乗りこなせるかな……?」って心配になりますよね。
企画したUbdobeは、今回のスペシャルな登壇者をどういう視点でセレクトしたんですか?

Ubdobe・貞松
みなさんまっすぐな軸があって、ブレないんですよね。「地域共生社会」なんて言葉はあるけど、「なにそれ? 私は私で行くよ」って、最初から動いてるひとたちばかりです。ほんとうの地域共生ってこういうところからなんじゃないかと思いました。

小野
たしかに、ものすごい行動力ですよね。
さて僕ですけど、僕は断れずにここにいるんです。Ubdobeから司会をやってくれって話をもらって、やったことないけどやってみようかって。気づいたら巻き込まれてこんな立ち位置になることだってある。いろんなやり方があってよくて、ここにいる全員がマネしなきゃいけないわけでもないと思うんですよね。
では、今日のトークセッションの感想をみなさんに聞いてみたいと思います。

首藤
トップバッターだったんで、自分がしゃべった後ほっとして、完全に参加者になってました。みなさんの話が面白すぎて、会場でスライドの写真100枚くらい撮りましたもん(笑)。
そこで思ったんは、みんなやりたいからやってんねんなって。ソーシャルなことって、どうしてもハードとかしくみばかりが意識される。だけどみなさんは、リアルなソフト面を自分らしく取り組んでおられるなって。

藤岡
わたしも、ここにいるみなさんは仲間だなあって思えて安心しました。首藤さんのお話もサイコーだな! って。
でも、現場って泥臭いじゃないですか。やっぱりタフなことが多いですよね。
同じことを思って動いている人がいるとわかって、これからドライブをかけていく力になりました。


スタッフのみなさん、すみません! 10分超えしてしまいました……。だけどほんまに伝えたいことが山ほどありすぎて語りきれないので、一度三好に来てください。
今回もUbdobeさんのおかげでこんな素晴らしい出会いをもらって。話終わって名刺交換させていただいた方々ともまた広がって、せわしいなるなあって。あ、忙しくなるってことです。楽しい悲鳴です!

久田
田中さんのお話にあった、環境によって人って優しくも厳しくもなるんだよっていうのが腑に落ちました。白いところやったらそこに何を描いたらいいかわからんけど、ぼんやりなんか描いてあったら描きやすくなるとかね。なんか似てるなあと思いました。
僕、よくスタッフに「誰軸やねん?」って聞くんです。自分のためだけだと、どこかでブレてくる。何のため、誰のためっていうのを明確にするっていうことが、みなさんのお話にも出ていたので、スタッフに言うてたこと間違ってなかったなと再確認もできました。

田中
今日は、どんな方がおられるかよく知らないで来ちゃったんですが。小耳にはさんだところによると、福祉施設でお年寄りへのケアをされてる方が多いとか。
お願いがあるんです。超絶かっこいいところつくってください。わたし、年取っても、足がなくなっても、ださくならないので。「マジでそんなにかっこいいところで暮らしてるの!?」って言えちゃう福祉施設をつくってください。
ダッセーところにいるから、ダッセーやつに見える。イケてるなって思える環境にいたら、お年寄りや病気の人を助けることも楽しいことになるかもしれないでしょ。そういう機会がないと、年も取りたくなくなります。ぜひ、お願いしますね。

小野
いいなとか真似してみようっていうエピソードとかアイデアってありましたか?

首藤
ちょっと情報過多過ぎて、いまアタマがパンパンです……。けど、みなさん日常を大事にされてるなって。僕もつくりたいのは日常なんです。「日常で出会う人の種類を増やしていく」。イベントはそのきっかけでしかなくて。イベントをやりたいわけじゃないんです。だから、今日は共感と勇気をもらえましたね。

藤岡
ほんと。大事なのはイベントじゃないですよね。「ハレとケ」ってあって、なんかすぐイベントしなきゃいけない気持ちになるけど、フツーの日が大事。
その日常の延長線上にある首藤さんの「アートマフィア」の活動が、すごくいいアイデアだなと思いました。メンバーに病院の方もいらっしゃるんですよね? 街の中に点在させるっていうのがいいなって。これは素直に真似させてもらいますね(笑)。


久田さんの「環境で障がいはなくなる」っていうお話に共感しました。困っている人を見て見ぬふりすると、共生ってくずれていきますもんね。

田中
すぐ問題解決のために、コンテンツをつくろう、イベントをがんばろうとなるんですよね。ある日だけ、あなたたちのためのイベントです、とパーティをやるのではなく、ささやかにでも、毎日パーティやっているほうがいい。そうすれば、自然と周りの人たちからも、そういう人なんだねって認識されるんですよ。日常ってそういうことです。
わたしも、10何年前からADHDの薬を飲んでます。それを特殊なものとして捉えるのではなく、ひとつのキャラクターとして、そしてフツーに接してもらうことが一番楽です。

小野
今までのソーシャル業界の課題解決の方法として、要素分解というか、一旦バラしてから解決するという習慣があったんですけど、いまは広域に、包括的に取り組むようになってきた。例えるなら、外科手術から、東洋医学の漢方治療になったという感じでしょうか。

田中
そうそう! うまいこと言いますね。

小野
うまいこと言うの、仕事なんで(笑)。

藤岡
わざとらしさをなくしていきたいと思っています。やられている方がいらしたらごめんなさい。貼り絵を辞めてみる、とか。折り紙や塗り絵を「家族さんに見せなきゃいけないから」っていう理由で飾るのを辞めたらいいと思うんです。
自分が年取ったときに、円卓に座って、みんなが一堂に集まってグーパーグーパーやってるのかな? って、考えてしまいます。相手も大事だけど自分の感覚も大切にして、未来の自分を想像をしながら働くということを大事にしていただきたいですね。

田中
そう。そういう人としての感覚を持っているか。日常の視点から見ることができるか。自分の暮らしから見て「常識的に考えてやめようか!」となっても、いいんです。見る角度を変えると、クレイジーなことが、マニュアルになることもあるかもしれないし。

商業空間を例にすると、ほとんどの店員がプロの店員なんです。食器が山のように積み上がっていても、お客さんが「ちょっと手伝おうか?」ってことにはならない環境なんですよね。優しさ、とかその人らしさ、が後回しになってしまうのが、「一億総プロ時代」のダメなところです。
その分、福祉の仕事って、個人性を出して触れ合うという人間的なつながりが、ほかのサービスよりもしやすいと思います。名前で呼び合える関係というか。福祉業界って希望があると思っています。そういう個人性を活かした職場は、ほかの職種にも広がってほしいですね。

首藤
福祉って「暮らし」を提供してるんですよね。僕らスタッフにも「どんな人に看られたい?」ってよく聞くんです。
たとえば、休日は完全オフですっていう人と、仕事と暮らしが一緒になってる人だと、どっち? って。「こないだな、子どもと遊園地行ってん。そしたら下の子がな〜、あごめん! 痛かった?」ってケアの最中におしゃべりしてたら「ええで」ってなりませんか? そういう人に看られたいよねって話をしてますね。

久田
うちもスタッフに言うんすよ。「福祉って仕事というよりライフスタイルのひとつやで」って。みんなオンもオフも分け目がない感じで働いていますね。


うちの理事長の信念なんじゃけど「絶対に断らない(すべて受け入れたい)」というのがあって。小さいところだと断る事業所もあるんですよね。薬飲んでるから断るとか、問題行動があるから断るとか。だけど、うちはそういう人たちの行き場をなくしてはならないって言うてやってます。すごい職員がようけおるんです。

田中
オンとオフの話もそうだけど、お金払ってるんだから、その対価としてモノやサービスを完璧に受け取るのが当たり前だよね、という社会じゃないですか。それだと、個人性がなくなって、どんどんプロ的なものを求めるだけになってしまう。
でも、私たちは人間なんだから、どの店でも「そんなにサービスできません!」って言っていい状況があってもいいと思うんですよね。たとえば、ロンドンの地下鉄は、夏暑いと止まったりします。申し訳ございませんとかじゃなくて、お客様に対して、「暑いから家に帰ってパンでもこねてろ!」っていう強気ぶりなんです(笑)。
どんな人に対しても、安定したものを提供したいとう気持ちはわかります。けれど、わたしたちは神様じゃない。だから、紋切り型のサービスを期待するなら「よそへ行け!」って言ってもいいからね、って「喫茶ランドリー」のスタッフには言っているんです。

藤岡
すごくわかります。「優しいですね」ってよく言われますけど、わたし誰に対しても優しくないですからね。ロンドンの地下鉄、ほんとよく止まりますよね。(笑)
もっと働き手も人間くさくていいんです。
「実は僕、ギター弾けます」っていうことがもうケアだと思います。これからは医療保険や介護保険に頼らない保険外収入を考えないと生き残っていけないと思うんです。働くひとの個人性を高めることで、保険外事業ができる。これって経営の面でも楽しく面白くなると思います。
仲間を募集している軽井沢の「ほっぢのロッヂ」でも、音楽家・美術家・作家、大歓迎! と呼びかけています。まず、資格より先に好きなことや得意なことを持ってきてほしい。資格は後からでいいんです。

小野
レベルの高いお話だと思って関心して聞いてます。しかし、ここで話を聞いておられるみなさんの現実はそう簡単にはいかないと思うんですよね。
そういう均一的なものと尖ったものの間をいくようなことで、現実の道筋をたてられるんじゃないでしょうか。

田中
そうそう。21世紀の人はチューニングタイプ。間のバランスをとれる人が多いと思います。だけど、わたしは、これ短所なんですが、完璧主義者なので「100点とれないなら辞めてやる!」ってすぐキレちゃうんです(笑)。
だけど、企業と仕事をして10点分しか取れなかった、やらせてもらえなかったって嘆くよりも「10点分もやらせてもらえた」ってその会社と自分を評価しないと、続けられないですよね。
早急に100点を出さなくていい、すぐに結果を出さなくていい。まずは、名前で呼び合うところから、そういう日常の一歩を変えてみればいいと思います。

小野
日常って、スタッフの日常でもあるし、入居者の日常でもあるわけですよね。人が育っていくのが、一番時間がかかる。その人材育成を楽しみながらできたらいいと思うんですが、どうですか? ……久田さん!

久田
ごめんなさい。だいたいこういうところで僕全然しゃべれないんで……。
この世界に入るきっかけがあったんです。介護施設のケアホームのスタッフとして働き始めたんです。障がいをもつ妹のこともあったので。で、そのとき福祉の人間はみんなださいと思って。福祉側の人間がださくしてたって気づいたんです。「福祉っぽい」っていう判断基準にものすごく違和感がありました。で、俺が入ったら絶対おもろいでなって、この業界に入りました。
最初いたケアホームには、5人の肢体不自由の障がいのある男性がいたんです。そこにキャバ嬢を呼んだんですよね。そしたら、普段しゃべらんおっさんたちがベラベラしゃべりだして。そっからみんな笑うようになったんすよね。暗い顔しとったのに。そんときに、やりたいことを軸にしたらええんやってなって。

田中
ほんとサイコー! 色恋、性のないところには笑いなし、ですよね。

久田
説得力がすごいですね(笑)。

田中
(笑)。だって、それがバイタリティじゃないですか。生きる理由そのものだと思う。真面目じゃなくて、くだけたこと言えるっていうチューニングも必要ですよね。

久田
「キャバクラ行きたい」って言うてて、車椅子だから行けないってなって、じゃあ呼ぼうやってなったんです。友だちにキャバ嬢もおるから。あ、僕がキャバクラに行ってキャバ嬢と友だちになったわけじゃないですからね? こんな人見知りに、それ、できるわけないでしょう。

田中
(笑)。
ただ、わたし久田さんのお仕事見てて思うんですけど、素人がかっこよくやろうと思ってできるものじゃないなって。デザインはプロにしかできない部分がありますよね。

久田
授産商品の企画でよく呼ばれるんですけど、そこで僕「餅は餅屋」っていつも言います。「自分らなりに」じゃなくて、プロに頼んでお金かけなさいって。福祉だけで固まってやってきたことよりも、圧倒的に早いし、いいものになる。だから、ちゃんと手を組んでやっていったほうがいい。

小野
福祉業界が外に出ていかないのって、なにか理由があるんですか?

藤岡
予算の兼ね合いもあると思います。ただ、たしかに外に出ようとしない習性はありますね。

首藤
「他職種連携」の勉強会があって、いろんな業種が集まるんかなと思って行ったことあるんです。来てたのが、お医者さんとケアマネジャーと看護師、介護師。全員同業者やん! これにはすごく違和感があって。
僕、福祉関係の方に「全然ちがうコミュニティ3つつくったら幅広がりますよ」ってよく言うてます。

Ubdobe・貞松
このあと、会場のみなさんには「明日から何ができるか」を話し合っていただくワークショップの時間があります。その前に、最後の質問をさせてください。当然のことながら管理職の方々にとって超えなくてはいけない壁があると思います。最後にそれをどうすればクリアできるのか? モチベーションを保ちつづけるヒントをうかがえればと思います。

藤岡
圧倒的に仲間ですね。味方になってくれる人がいるって強いです。頭に浮かぶ人を巻き込んでいってください。

田中
壇上にいるみなさんに共通していることって、「フツーの感覚を失っていないこと」だと思うんです。でもそれって、ケアする人のことだけに集中しましょうっていう頭になっちゃうと難しい。フツーの感覚を維持する方法があるので、お教えしますね。
大阪のおばちゃんになってください。わたしのため、あなたのため、ではない、今日会うかもしれない第三者のために飴ちゃんを常に鞄の中に入れているマインドです。わたしは「パブリックマインド」って呼んでます。

Ubdobe・貞松
以前、落ち込んだときに、藤岡さんに言われたんです。「あなたは優しいから、ひとを信頼してひとに期待しちゃう。だから、落ち込むんだよ」って。信頼はするけど、期待はしないことで、自分とその人間関係を守ることになるよって。
その言葉に救われて、今があります!(笑)

藤岡
いやあ、いいこと言ってましたね(笑)。仲間や家族ってなると、どうしても期待しちゃう部分ありますからね。

田中
そのとおり。期待しないことはさみしいことじゃないのよ。いつでも0からスタートできるっていう感覚でいることで、いつも感謝できる、驚ける、新鮮でいられるんですよね。

小野
たくさん学ばせていただきました。本日は、ありがとうございました!

ライティング : 山本 梓

当日の様子は動画でもUPされていますので
こちらもぜひご覧ください!!!

いかがでしたでしょうか?
これからこのCommunity Roots Forum 〜地域共生社会実現フォーラム〜は
全国に展開していきます!

皆さんの街での開催を、どうぞお楽しみに!!!

ゲストプロフィール

首藤義敬
株式会社Happy 代表取締役

兵庫県神戸市

23歳で遊休不動産の活用事業や神戸市長田区を中心に空き家再生事業を起こし、27歳の時、法人化に至る。自身の生い立ちから多世代のシェアで暮らす昔の日本のライフスタイルを作ることが少子高齢化問題を解決する一つの方法になると気づき、「ハッピーの家プロジェクト」を指導。「遠くのシンセキより近くの他人」の価値を見直すことで、子育ても介護も若者も暮らしが豊かになるという仮説を検証中。
多世代型介護付きシェアハウス『はっぴーの家ろっけん』は0歳から100歳超えまで国籍問わず週に約200人が集うカオスの極み。
株式会社Happy:http://y-shuto.com
はっぴーの家ろっけん:https://www.facebook.com/rokken.happy.home/

藤岡聡子
株式会社ReDo 代表取締役
医療法人社団オレンジ 理事
東京都新宿区

1985年生まれ、徳島県生まれ三重県育ち。夜間定時制高校出身。自身の経験から、「人の育ち」「学び直し」「生きて老いる本質」をキーワードに、人材教育会社を経て24歳で介護ベンチャー創業メンバーとして住宅型有料老人ホームを
立ち上げる。2015年デンマークに留学し、幼児教育・高齢者住宅の視察、民主主義形成について国会議員らと意見交換を重ね帰国。同年11月、福祉の再構築をミッションに、株式会社ReDoを起業。2017年東京都豊島区椎名町にて「長崎二丁目家庭科室」を立ち上げ、高齢者から地域の若手が知識・経験を学ぶ場所として0歳から80代までのべ1000人が通う場を運営。その仕組みやデザインのユニークさから約11ヶ月の期間でTVメディアにて放映4局5番組、雑誌・新聞等にて5誌、ラジオ局2局2番組、ウェブメディア2媒体、業界紙の巻頭インタビューに掲載されるなど、業界から注目されている1人。2020年4月長野県軽井沢町にて診療所と大きな台所を持つ「ほっちのロッジロッヂ」の開業準備に着手している。
株式会社ReDo:http://redo.co.jp
医療法人社団オレンジ:http://orangeclinic.jp

岡 千賀子
社会福祉法人池田博愛会 事務局次長
徳島県三好市

1971年徳島県生まれ。三好市池田町の上野が丘にある幼・小・中・高で学ぶ。
池田高校を卒業後ジャスコ㈱(現在のイオン)に就職。ベビー・子供服売り場を始め、衣料品部門・総務部門を担当。
池田博愛会へは平成8年から特別養護老人ホームの事務員として勤務。現在は法人本部事務局の次長として各事業所を“おもっしょい”場所にしたいと思っている。
特技は10歳から始めた阿波踊り。どこにいっても阿波弁でしゃべる。
社会福祉法人池田博愛会:https://www.ikeda-hakuaikai.org

久田亮平
サンフェイス グループ代表
大阪府大阪市

「夢」と「可能性」をキーワードに障がい児とその家族の支援を行う。株式会社とNPO両方の法人格を持ち、株式枠ではヘルパーステーション/児童デイサービス/ケアホーム/cafeや音楽スタジオの運営などを行う。NPO法人として音楽教室やダンス教室、ブラジリアン柔術教室を始めさまざまな教室の実施、月に一度の障がい児者の余暇支援イベントの開催、障がいのある子どもたちとそのきょうだい児のフォローを考えた「きょうだいの会」、地域の小中学校向けに発達障がいの理解のための訪問活動を行っている。その他、『SUNZO DESIGN PROJECT』(http://sunface.or.jp/sunzo/index.php)と『B.S.C Rainbow Works』(http://bsc-rw.com)などのブランドを持ち、全国の福祉作業所へプロダクトの提案・販売・プロモーションを行う。福祉の活動の傍ら個人としては、オリックス・バッファローズの応援ソング「SKY」を歌うバンドMEGASTOPPERのサポートドラムをつとめる。ブラジリアン柔術も紫帯(インストラクター)の腕前。
現在、「すべての子どもたちに夢は必要だっ!!」をキャッチフレーズに日々、奔走中!!
サンフェイス:http://sunface.or.jp/index2.php

田中元子
株式会社グランドレベル代表取締役社長
東京都墨田区

1975年生まれ。人ひとりでも公共的な存在になれる「マイパブリック」という概念を提示しながら、あまねく人々と都市・まち・建築との関係の再構築を試みる。主なプロジェクトに、都市部の遊休地につくるキャンプ場「アーバンキャンプ」、個人がまちへ出てフリーでもてなしをする「パーソナル屋台」など。
“1階づくりはまちづくり”をモットーに、建物の1階や公共空間を活用し、市民の能動性を高めるプロジェクトを行う。
2018年に「喫茶ランドリー」をオープン。0歳から100歳まで多様な市民が集い、さまざまな活動に使われており、「2018グッドデザイン特別賞グッドフォーカス[地域社会デザイン]賞」を受賞するなど、国内外から注目を集めている。まちに、グランドレベルに人があふれる日常をつくることで、エリアの価値と幸福度の向上を目指す。
株式会社グランドレベル:http://glevel.jp

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https://ubmag.jp/tag/crf