MENU

未来は僕らの手の中:天才と変態の連載<最終回>

[連載]天才と変態の連載<最終回>

突然ですが、「天才と変態の連載」最終回です!
今まで読んでくださった皆様、ありがとうございます!
最後の記事にふさわしいような
極上にポップで!!
爽快かつ疾走感があり
笑顔がはじけるような記事に!!

圧倒的な爽快感!!!
爽やかの極み!!!!
—————————————————

「俺はダメだな」
「もう嫌になったよ」
「孤独だなぁ」
「別に死んだって構わないよ」

勉強できない・世の中が憎い・ティンカス・
可愛いあの子は野球部の補欠と付き合った・
運動神経無し・虚弱体質・モテない・チビ・
特技ない・ネクラ・音痴・うまく笑えない・
話し合わせられない・ダサい・友達いない・
何がトレンディードラマだバカヤロー!!!!!!・
俺なんてどうせ一生童貞だよ・世界FUCK・
ゲロ以下・喧嘩弱い・すぐ忘れる・くせ毛・
ピースより中指、童貞、嫌われ者、残尿感・
世の中のこと分からない・ネガティブ思考・
集中できない・社交性ゼロ・輪に入れない・
とはいえオッパイというものは素晴らしい・
カス・軽薄・差別的・女性に優しいサイズ・
覚えられない・うんこ漏らす・自信がない・
無能・価値なし・明日が見えない・足臭っ・
昨日も、今日も、明日も失敗ばかり・・・・
何もわかんねーよ、何で生きてるんだっけ?

できない、できない、できない、できない、

的な心境。

事実ではないんだ。
でも、そう思っていた時期が
確かにあった


( 難しいことが多すぎるYO!! )

日々のネガティブな出来事が積み重なり
自信がなくなり
自分を責めるような人間になっていった

高校2年の冬休みが終わり
登校すると
親友は親友じゃなくなっていた。
俗に言う
「紅」状態ですよ。
=俺が見えないのか すぐそばにいるのに =

そんなことは
初めてじゃなかった

「もう、友達とか いらねーわ」
そう思った。

記憶に蓋をしたのか
その頃の事はよく思い出せない。

なんとか生きる道を探すために
読書に走るようになった気がする。

生きてるか死んでるかわからない日々
ジメジメウジウジしながら読んでいた
本の一文に、脳天を撃ち抜かれた

「家族・友達・恋人
どんな人間関係からも
逃げることができますが
自分との関係からは
逃げることはできません」

!!!!!

嘘でしょ?
これから先、一生こんな
ジメジメウジウジ
ネガティブアナル野郎
略して【ZUNA(ズーナ)】
と付き合っていくの!?

本には続けてこう書いてありました

「自分を嫌って生きる一生と
自分を愛して生きる一生
どっちを選びますか?」

ZUNA(ズーナ)は辛いよww

俺はその時
はっきりと
「考え方変えよう」
って思った。

それと時を同じくして
自ら脳内で開校/入学した
マジキチ学園の講義で
素晴らしいことを学んだんだ。

マジキチ学園
ロック学部
パンクロック学科
そこでブルーハーツ先生は
「未来は僕らの手の中」
にあると教えてくれた。
そしてどうしようもない俺のために
「終わらない歌」を歌ってくれたんだ。

だから生き延びることができた。
布団をかぶって
ヘッドフォンをつけ
爆音で聴いた終わらない歌。
なんて優しいんだろうか。

周りとうまくいかずに
死にたい気分の若者は
必聴!!
だいたい大丈夫だ。

—————————————————

大学に進学し
多くの友達ができた

「高校という世界が狭かったんだ。」
大学のサークルに入り
恋人ができて
酒とセックスを覚えた

数年前、絶望していた俺は
もうそこにはいなかった

とはいえ
18年間共にしてきた
ZUNA君とは
簡単には離れることはできない。

時折ZUNA君は顔を出し
悪さをする
何かうまくいかなければ
「別に死ねばいいんでしょ?」
とぼやく有様。

こりゃー
思い返してもゾッとするような
重症だよww

社会に出てからは
ZUNA君だけでなく
ハッタツ君と向き合う必要もでてきて
違法ギリギリ(言い過ぎ)のヤクの副作用で
布団から出られなかったり
「え?!何?怖い怖い!死にたい!」
みたいないこともありましたww

そんな時でも
いっつもその本の一文と
音楽・仲間・恋人がそばにいました。

自分と向き合った15年の間で
たくさんの優しさに触れ
偉大な先輩・友人・仲間に育ててもらい
「かっけーなー!
あんな風になりてーなー!」
なんて、いつしか思うようになった。

気づけば
ZUNA君はもう俺の前に
出てくることは、ほとんどなくなった。
ハッタツ君とは
めちゃくちゃ仲良しになり
お互い良き理解者である。
基本おっちょこちょいのハッタツ君だが
もはや可愛いと思えるレベルだ。
むしろハッタツ君が爆発した時
とてもいい仕事をして俺を輝かせてくれる。
最高じゃないか。

昨年
高校生と一緒にプロジェクトを動かして
言われたんだ

「ダイゴさんって 太陽みたいですね」


(濁り気味の太陽)

太陽

太陽の対義語が何か知ってるかい?
そうだね
義務教育で習ったはずだね。
間違いないよ
太陽の対義語はZUNA

俺が恨んでいたZUNA
ZUNAから解き放たれ
真逆の
無限のエネルギーを放つ太陽のように
見えたって。
なんか、嬉しかったな。
実際は
そんなに素晴らしいものではない
かたや
「顔、死んでるよ」なんて言われていた時期だったし
今だってZUNA君は俺の中に住んでいる。

それでも
高校生にショボい顔を見せなくて良かった。

俺は高校生の時に
信じられる大人がいなかった
心から頼れる大人もいなかった
だから
美しいことや、見え透いた嘘を言う
クソみたいな大人には
ならないようにしようと思った。

あの時の俺が見て
「こいつ終わってる!けど、なんかいい!」
そんな大人になりたかった。


( お前ならやれるよ!ww 腹にバカって書かれてるww )

どんなにかっこいいい人の中にも
ZUNA君は住んでいる
逆もまたしかりで
太陽的な何かもきっと住んでいる

何になるかは自分次第だ
今ある姿は、自分が望んだ姿だ
深層心理、現状が居心地がいいんだ。
なりたいものに、なれるんだよ。
現に見てくれ、俺を!

仕事もろくにしないで
髪の色は毎週変わって
フェスに行って、酒飲んで
金なくて
毎日ヒーヒーわめいてる。
生きているww

これは、自分で望んだことだ。
そしてこれからも
好き勝手に生きて
なりたい姿に寄せていくよ。

例えば
金持ちになりたければ
なれるだろうし
コジキにもなれるな
全ては自分次第だ

ZUNA君
たまには遊びにおいでよ。
たまには付き合うぜ。

ハッタツ君
これからもよろしく
君は心強い相棒だよ

太陽か何かはわからないけど
俺はなりたい姿を目指して
追い続けていきます。
ゆるく、楽しくね。

人生は
たった一回らしいよ。
んで、あっという間らしい。
それに気づくタイミングは人それぞれ
気づいたら
やっちゃえばいい。

俺は、やろうとおもう。
あの時の大悟が
狂喜乱舞できる人生を。


( 顔ww 周りなんか気にせず躍り狂え!)

全27話 お付き合いくださりありがとうございました〜!!
楽しかった。
話を振ってくれたウブマグにも感謝です!!

じゃあ、また次の世界で!!

——————————————————————————————————
「神のお告げ」

Text by : Dyson Daigo


「生きる」を哲学するリアルフリーター。

keywords