ONE LINE ARTIST SORA – 障がいは病か覚醒か –
こちらの神秘的な作品
もちろん遠目でも美しいのですが
よくご覧ください。
実はこちらの絵、
全て、終わりと始まりのない一本の線で描かれているのです。
しかも、こちらの作品を描いているアーティスト、SORAさんは
双極性障がいを発症したのちに、
突然この絵を描き始めたとのこと。
今回は、緊急特別企画として
NPO法人Ubdobe代表の岡と
一筆書き改め、ONE LINE アーティスト、
SORAさんとの対談形式で
お話をお伺いしたいと思います。
お伺いしたのは岐阜県にある
SORAさんの自宅、兼、アトリエ。
迎えてくださったSORAさんは、
双極性障がいでの壮絶な経験をしたとは思えないほど、
優しく穏やかな印象。
しかし。
そこには、
私たちが想像もしていなかった
とんでもないものが待ち受けていたのです。
それがこちら
コタツ!!!!!!!!!
こんなの入らずにいられる訳ないじゃん!
という訳で、今回は前代未聞の「コタツ対談」。
冒頭との雰囲気のギャップがとんでもない
ゆるく、そしてぬくい対談を、どうぞお楽しみください。
きっかけは、自身の鬱と双極性障がい
▲ SORAさんが当時書いたメモ
「人と喋ると呂律が回らなくなった。
何か仕事が嫌になって
仕事の段取りがさっぱり分からなくなった。
早く家に帰って寝ていたくなった。
運転していると、
どこに行けばいいのか分からなくなった。
電話が取れなくなった。」
「突然脳内に、絵のビジョンが」
絵を描くようになってから起こった、変化。
▲ SORAさんと、妻の智美さん。
死ぬまでやることがなくならないというのは、幸せなこと。
対談の後、少しだけ、制作現場を覗かせていただけることに。
そこには、対談中の穏やかな印象とは別人のような
SORAさんの姿がありました。
対談の時には見せなかった鋭い目。
部屋中が、一気に静寂に包まれます。
「取り憑かれているよう」というSORAさんの言葉の意味が
わかったような気がした、そんな1時間でした。
双極性障がいがSORAさんの脳に覚醒を呼び起こし、
絵を描くことと出会わせた。
SORAさんにとって絵を描くことは
障がいを持った自分をありのままに受け入れることと
表裏一体だということがわかります。
SORAさんの生き方と活動に、今後とも目が離せません。
現在、これらのSORAさんの作品は、
合同会社ONE ON ONEのオンラインショップで販売中。
https://oneononeshop.official.ec
また、2月1日よりショールームとして再始動するHALUでも
SORAさんの一部の作品の展示・販売を行います。
作品を間近で見るチャンス。
ぜひお越しください。
▼HALU 〜Unique & Universal〜
http://halu-shop.com/
《2/1 〜 RENEWAL OPEN》
毎週 木金土 11時〜18時
東京都世田谷区三軒茶屋1-36-6-203
電話番号03-6805-2880
問い合わせ:hello@halu-shop.com
さらにさらに。噂によると、
2019年は東京での個展も計画中とのこと。
止まらぬ勢いのSORAさんの活動。
今後、ウブマグでも追って参りますので、
どうぞお楽しみに!
▼SORA 1976年、愛知県生まれ。
2012年に躁鬱病(双極性障がい)となり、描きなぐった絵が進化しながら迫ってくる未来の絵のヴィジョンが降りて来て、突如、絵を描き始める。現在はシャープペンシルを使用して始まりと終わりの無い一本の線で絵を描くone line artistとして活動中。
*2018年 高山市第20回遊朴館公募展「飛騨を描く」遊朴館賞受賞
*2018年 岐阜県美術館 清流の国ぎふ芸術祭・第1回ぎふ美術展 自由表現の部 優秀賞受賞
<SORA関連SNS>
Instagram:https://www.instagram.com/one_on_one_label/
Online Shop:https://oneononeshop.official.ec
<お問い合わせ>
http://oneononelabel.com/contact/
▼岡勇樹 a.k.a ゆーく 1981年東京生まれ。3歳から8年間アメリカ合衆国・カリフォルニア州・サンフランシスコで生活し、帰国後DJ・ドラム・ディジュリドゥなどの音楽活動を始める。21歳で母を癌で亡くし、後に祖父が認知症を患ったことをきっかけに音楽療法を学びながら高齢者介護や障がい児支援の仕事に従事。29歳でNPO法人Ubdobeを設立し代表理事に就任。医療福祉がテーマのクラブイベント、障がい児や難病児と創る野外フェス、医療福祉系企業や行政のイベントやデザインのプロデュース事業などを立ち上げる。31歳で合同会社ONE ON ONEを設立し代表に就任、音楽事業とコンサルティング事業を開始。33歳で厚生労働省 介護人材確保地域戦略会議 有識者に選出。34歳で一般社団法人国際福祉機構を設立し代表理事に就任。35歳で東京オリンピック・パラリンピック競技大会推進本部 ユニバーサルデザイン2020関係府省等連絡会議 構成員に選出。36歳で日本財団2017年度ソーシャルイノベーターに選出。
本日のウブマグ記者/しょこ
楽しそうに対談していた岡。
コタツのぬくもりにご満悦。
・・・あれ?・・・まさか?
ね・・・
寝たーーーーーーーーー!!!!!
対談中に寝やがった!!!!
え?そんなことある?まじで?
というわけで、
実は後半のインタビューは
ピンチヒッターとして、
急遽私が対応したのでした。
大変遺憾です。マジで。
コタツマジック、おそるべし。
何より、そんな感じの私たちに
呆れつつも最後まで
答えてくださったSORAさん、奥さま。
本当にありがとうございました!!
(・・・あ、起きた。笑)