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このブースから学べ!H.C.R 国際福祉機器展2018、その課題と、ひときわ目立っていたある企業とは?

今回の舞台は、2018年10月10〜12日の3日間行われた
あの展示会!

やってきました!H.C.R国際福祉機器展!

毎年12万人が訪れる、アジア最大規模の福祉機器展です!

と、いうことは、、、

ここに行けば、日本の福祉の「今」がわかる?!

ちなみに、4年前、Ubdobeの岡が足を運んだ際のブログがこちらです

https://note.mu/uqoka/n/n769588cdfea9

めちゃめちゃディスってるやんけ!!!!!
(この記事をきっかけに国際福祉機器展の方と仲良くなったそうです。)

あれから4年、福祉機器展はどのように進化したのか?そもそも進化しているのか???

ウブマグ記者が福祉機器展を探索!

どんなイケてるブースがあるのかな〜???

うーん。。。
 
 
 

どこが何、とは言いません。
言いませんが、なんかやっぱり醸し出される
地味さ。

まだまだ魅せることにはめっぽう弱い、
そんな印象を受けました。

pepper君も思わず天を仰ぎます・・・。

しかしそんな中、ひときわ異彩を放っていたブースが
こちら!!!!

WHILL!!!!!

どこぞのモーターショーかしら?とも思わせるその風貌は、さすがの一言。

情報量で勝負しがちな展示会で、
鏡一つで挑む大胆さに脱帽です。

今回は福祉業界が苦手としてきた「魅せ方」について学ぶべく、
WHILLの広報担当の辻阪小百合さんにお話をお伺いしました!

WHILLから盗む、
格好いい出展の作り方!

ウブマグ
よろしくお願い致します!もちろん十分存じ上げているのですが、全ての読者に易しいウェブメディアを目指しております故、はじめに企業のご紹介をお願いします!
辻阪さん
私たちWHILLは、パーソナルモビリティ(電動車椅子)を開発、販売しているベンチャー企業です。2012年に創業しましたので、今は7年目になります。
辻阪さん
もともと企業のきっかけは、ある一人の車椅子ユーザーの方の「100M先のコンビニに行くのを諦める」という言葉で、その背景には段差などの物理的なバリアはもちろん、車椅子に乗っている姿を見られることに抵抗がある、という心理的なバリアがありました。
そこで、誰もが乗りたくなるパーソナルモビリティを作ろうということで、こういった開発、販売が始まりました。
辻阪さん
今WHILL Model AとWHILL Model Cの2種類がありまして、Aは四駆でパワフル。CはAのデザイン性や操作性を引き継ぎながら、分解機能やカラーバリエーションなどの機能を追加した新モデルになります。


▲WHILL Model A(左)とWHILL Model C(右)

WHILLのこだわり、
「魅せる」ことの大切さ。

ウブマグ
今回ひときわズバ抜けて格好いい展示に度肝を抜かれたのですが、今回の展示のコンセプトなどはあるのでしょうか?
辻阪さん
今回の展示のコンレプトは「ドレスアップ」です。例えばブティックで試着した自分の選んだ服を見るように、WHILLに乗った自分の姿を見ることで、デザインの楽しさ、乗る楽しさを感じてもらおうと考えました。
ウブマグ
WHILLに乗った自分を見る!!!韻踏んでますね!!!
辻阪さん
(苦笑)
ウブマグ
・・・すみません。ええっと、3日間の展示の手応えのようなものはありましたか?
辻阪さん
やはり「斬新さ」で大勢のお客様に興味を持っていただいたなという印象はあります!障がいを持っていらっしゃる方も持っていらっしゃらない方も足を運んでくださったので、とても嬉しく感じています。
ウブマグ
中央に鏡しかない、とてもオープンな作りで入りやすいですよね!
ウブマグ
福祉業界は、魅せるということにまだまだ課題があるのではないかと感じているのですが、WHILLさんが何か感じていることはありますか?
辻阪さん
WHILLの設計指針がいくつかあるのですが、その中の一つに「格好良くなければ作らない」というものがあります。製品の見せ方、カタログ、ホームページなど、お客様の目に触れるもの全て、WHILLの思う格好よさを損なわないクオリティにしていくというのを大切にしています。

WHILLが欲しい!でもどうすれば?
社員さんにお聞きしました!

ウブマグ
最後にウブマグ読者に向けた、WHILLのオススメポイントがあれば教えてください!
辻阪さん
以外に知られていないのが、介護保険レンタルや公的補助(補装具費支給制度)の対象ということです。介護保険適用の方であれば、月々自己負担約3,000円で借りられますし、障がいのある方は、
申請者にとって生活上必要と認められた場合、購入金額の一部または全額が補助されます。 「普通型電動車椅子」として、全国の多くの自治体で給付対象となっています。 申請される方のお身体の状況によって給付額が決まりますが、およそ50万円前後給付された実績もあります。(もっと知りたい方はこちら!
辻阪さん
また、全国約2,000店舗のお取り扱いをしており、店舗での試乗もしくはご自宅付近にお持ちしての試乗なども対応しています。H.C.R.に来られなかったからWHILLに乗れない・・と諦めていたみなさまも、まずはお気軽にお問い合わせいただければと思います。(お問い合わせはこちら!
ウブマグ
う、うらやましい・・・!これからも、健常者から羨ましがられるようなデザイン性の高い福祉用具じゃんじゃん作ってください!


▲お忙しい中、ありがとうございました! 
 
 
 
 

そして、我慢できず・・・

ちゃっかり試乗もさせていただきました!まずはこちら、新製品のWHILL Model C!

今回の展示では、特別にサイドのパネルが着せ替えできる仕様のものが用意されていました!
自分の好きなカラーや質感にカスタム!実装が楽しみですね!

「電動車椅子あるある」である、バッテリーがかっこ悪い問題も、この通り!

全然かっこ悪くない!むしろ格好いい!

さらにこの子、見た目だけじゃないんです!

5cmの段差も、楽々・・・

ガッコン!!!

・・・あれ?

楽々乗り越えられるはずなのに、

操作も簡単なのに、

それ以上にウブマグ記者に運転の才能がなさすぎた・・・。

ちなみに、そのあと2〜3回練習したら、
車の運転が下手すぎて親親戚友達から運転禁止令が出たウブマグ記者でも
楽々乗り越えることができました!(よかった!)

そして、お馴染みのWHILL Model A!

こちら、電源を入れる時のライティングが少年心をくすぐります!

 
 
そして、動きもこの通り。
方向転換の際も、その場で動きます!

 
WHILLのスタイリッシュさ(と記者の興奮)が伝わりますでしょうか!
 
 

 
 
 
さて。
今回の国際福祉機器展でわかったこと。
福祉は、まだまだお洒落に格好よくなります。

むしろ、お洒落がしたいなら、福祉がアツい!

なぜなら、のびしろしかないから!!!!!!!!!!!

これから出展をはじめ、開発、広報などの様々な場面において、
WHILLさんに負けないくらい前のめりに、
「福祉の魅せ方」を考えていきたいですね。

今回の出展に足を運んでくださったみなさま、ありがとうございました!
WHILLをはじめ、出展者のみなさまも、お疲れさまでした!

来年は、もっともっと「魅せる」出展が増えるよう、頑張りましょう!
(私たちも、頑張ります!!!)

 
WHILL株式会社
「すべての人の移動を楽しくスマートにする」をミッションとして、パーソナルモビリティの開発・販売を行う。2012年5月に日本で創業し、2013年4月には米国カリフォルニア州にも拠点を設立。
2014年に発売した初号機WHILL Model Aは日本・北米・欧州で販売しており、2015 年度のグッドデザイン大賞など数多くのアワードを受賞。2017年4月に発売した2号機となるWHILL Model Cは、世界的なデザイン賞であるRed Dot Design Award(ドイツ)のBest of the Best(最優秀賞)の受賞をはじめ、2017 年度のグッドデザイン賞、iF Design Award(ドイツ)など国内外のデザイン賞で入賞。技術面も高く評価され、北米モデルであるWHILL Model CiはCES 2018でBest of Innovation Award を受賞。
▼WEB site
https://whill.jp//
▼機能紹介動画
https://www.youtube.com/watch?v=Bw6lRkuCILs

 
 
本日のウブマグ記者/しょこ

おわかりいただけただろうか?
 
 
 
スイッチを入れる記者の指が、めちゃめちゃ気持ち悪い。